2025年04月16日

続・続・最後から2番目の恋

「続・続・最後から2番目の恋」初回放送をTVerで見る。中井貴一と小泉今日子主演のコメディーホームドラマ。最後から2番目、最後ではない(人は死ぬまで恋をする可能性がある?)というのがいいんだよなあ。今シリーズは、アラカン、定年の年頃になったオトナ二人のちょっぴり切ない日々を描くらしい。岡田恵和脚本。

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前回放送の時(2016年ごろ?)は東京在住で仕事のついでにドラマの舞台・鎌倉の江ノ電極楽寺駅まで足を伸ばし、聖地巡りのまねごとをしたっけ。今回も懐かしい改札口が出てきてセンチメンタルな気分になる。コロナを乗り越えた2025年現在という設定で、リモートで無事を確認しあう場面も出てきた。だれもが息苦しかった、あの頃を振り返って、とりあえず平穏な日々に戻った幸せを感じたりする。

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お堅い役所勤め(中井)と自由奔放な業界人(小泉)。「寂しくない大人なんていない」「年を重ねても気の合う奴が近くにいればいい」なんてモノローグがいちいち胸に響く。同期入社や直属の上司だった先輩が相次ぎ亡くなる話は同年代の誰もが身につまされただろう。なんか2回目以降も見てしまいそうだ。

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posted by あぶりん at 18:18| Comment(0) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月31日

俺の話は長い 2025春

好きだったテレビドラマ「俺の話は長い」(日テレ系)の新作・2025春編をTVerで見る。コロナ前の2019年の放送だったらしい。生田斗真主演で小池栄子、安田顕、原田美枝子と贔屓の俳優が今回も健在。娘役の清原果耶がすっかり大人っぽくなっていて時の流れを感じる。

ニートの主人公と、それを取り巻く家族のちょっとした騒ぎを描くホームコメディ。疎ましく思いながらも優しい人たちの、心の行き違いや期待はずれや、誰にでもある微妙な葛藤をドラマ仕立てにしている。

脚本は金子茂樹で、ネット検索によると、第38回向田邦子賞を受賞したらしい。コロナ後の今の空気をどんな風に作品に織り込んでくるのか。来週日曜日に放送の後半が楽しみだ。

俺の話は長い DVDBOX
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posted by あぶりん at 22:30| Comment(0) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年03月28日

映像の世紀 バタフライエフェクト ヒトラーの素顔に迫る

NHKプラスで「映像の世紀 バタフライエフェクト 映像の世紀✖️AI ヒトラーの素顔に迫る」を見る。ちょうどナチス関連のブックレットを読んだ後でたまたま目についたのだが、AIを使った番組作りも「ここまで来たか」と感心した。

番組によると、独裁者ヒトラーは、膨大な映像が残る一方で、自らを神格化するために私的な姿をほとんど撮影させなかった。謎多きヒトラーの素顔をあぶり出す唯一の鍵は、愛人エヴァ・ブラウンが撮影した4時間の16ミリフィルム。ヒトラーが信頼する人物との私的な交流が捉えられているという。番組では、フィルムの登場人物を特定するためにナチ関連映像120時間分をAIに読み込ませた。アーカイブ映像とAIの組み合わせで、埋もれていた真実を探る試み。頻繁に登場する男性を主治医と突き止めたり、イケメンの青年を民族の理想像として身近に侍らせたりした様子が新たに分かったという。

愛人は23歳も年下で、会った当初はごく普通の女の子だった。戦争が佳境に入り、連合軍やソ連軍が迫る中で、ヒトラーは愛人とともに山の別荘に籠り、別世界のような優雅な生活を送っていた(最後は地下室で結婚式を挙げ、心中したと言われる)。そんな生活をとらえた映像には、ナチの幹部らが映っていて、ヒトラーに軍事作戦についての相談などをしている。映像だけで音声はないのだが、それを読唇術のプロが読み、一部を言葉として再現した。ただ口元が鮮明でないものは難しく、それが分かる技術を九州工業大がAIを使って研究中という。いずれ新たなテクノロジーが開発され、過去の映像から驚くべき歴史的会話が明らかになる。そんな日はそう遠くないかもしれない。

映像の世紀バタフライエフェクト
映像の世紀バタフライエフェクト
posted by あぶりん at 22:25| Comment(0) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする