ヨーロッパ企画の第43回公演「来てけつかるべき新世界」をキャナルシティ劇場でみた。通天閣を見上げる大阪・新世界を舞台にコテコテの大阪弁が飛び交う喜劇。よしもと新喜劇のノリで来るべき未来をピリッと風刺する、オモロい舞台だった。
ドローンやロボット、AI、シンギュラリティ、VRといった5つのテーマで5幕。串カツ屋の娘・マナツ(藤谷理子)を主人公・語り手に、新世界に新たなテクノロジーが入って、昼から屯するおっちゃんたちを翻弄、てんやわんやの大騒ぎが展開する。
出演者は関西では有名なのだろうが、知っていたのは板尾創路くらい。それでも炊飯器と組んだ漫才はなかなか傑作だったし、板尾のお父ちゃんの鋭いツッコミ、気の利いたボケにも笑った。テクノロジーのニューワールド@新世界。こんな路地裏にまで来やがったAI時代。タイトルに込めた作・演出(上田誠)の意図は笑ってばかりはいられない未来なのかもしれない。
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