2020年07月23日

暑中見舞い

東京五輪開催予定だった連休を使って、ようやく転勤挨拶を兼ねた暑中見舞いを書いた。郵便局でかもめーるを50枚ほど買い、東京時代に世話になった人などに送った。

ただMacBookを使ってのハガキ印刷は大変だった。年賀状は職場のWindowsを活用したが、今回は職場もMac。印刷モードにそもそもハガキがない。はがき職人のようなソフトを買うのももったいないし。結局、egwordで書いた文章をPagesの雛形に貼り付けて大体の体裁を整え、プリントアウトし、それをハガキサイズにして、スキャンしPDFに。ほんで持って実際のハガキにプリンターで印刷した。

久しぶりの難作業だったが、仕上がりはまあまあ。年賀状もそろそろ止めようかという友人もいるが、宛名を書きながらその人のことをひととき考える、というのは悪くない。年に一度くらいはそんな静かな時間があっていいと思う。

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2020年07月18日

欅坂46ライブ配信

サザンがやって気になっていた無観客ライブ配信を視聴した。16日夜にあったアイドルグループ欅坂46のネット中継ライブ。家族が7時半からテレビにスマホを繋ぎライブ開始、晩酌しながら若い娘たちのパフォーマンスをみた。

坂道グループの中でも、笑わないアイドルとして売り出すなど独自の世界を生み出してきた彼女ら。鬱屈した思いを吐き出すような幾つかのナンバーはなかなか聞き応え、見応えがあった。センターを張っていた小林由依もカッコよかった。でも、エースの平手らが脱退したりして活動が行き詰まった事情もあったのか。ライブの終盤でキャプテンの菅井が活動中止宣言を発表する展開に。大ファンの家族は、「えーーっ」と悲鳴をあげた。

正味1時間半ほどのライブだったが、3500円ほどで楽しめるなら、withコロナの過ごし方としては、アリかなと思う。窓がないのが基本の劇場やコンサートホールは、どうやっても「密」。新宿のシアターモリエールのクラスター発生もあったし。ライブ情報をチェックしてみるか。







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2020年07月05日

唐十郎血風録

外出が少なくなったせいで、読書が進む。神田の古本屋で手に入れた唐さんの半生記を読む。状況劇場の旗揚げから新宿・花園神社を飛び出し、列島各地やアジア遠征と、まさに怒涛のような芝居人生を講談のように語る。紅テントで感じるあの熱量をそのまま感じながら、一気に読み終えた。

人には聞いていたが、あの伝説の公演の内幕が張本人によって明かされる。福岡の地では伝説になっている筑豊のボタ山での嵐の中の公演。赤塚不二夫から贈られたテントに五木寛之らが駆けつけ、清川虹子が客演で出ていたとか、知らなかった。2000人が詰めかけて、テントに入れず、急きょ2ステージに切り替え、すべて終わったのは午前3時ごろ。その時代のムーブメントとしてアングラ演劇への注目度がよくわかる。

劇団に所属した四谷シモン、麿赤兒、大久保鷹、李礼仙、根津甚八、小林薫ら。怪異な風貌、奇妙な格好をしてつばきを飛ばしながらセリフを叫ぶ姿が目に浮かぶ。個性的という言葉では言い切れない、情念を感じさせる演技とでもいうのか。舞台上の彼らから発散される心情が観客の心を揺さぶる。ああ、またテント芝居がみたいとつくづく思った。

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posted by あぶりん at 15:47| Comment(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月01日

女帝 小池百合子

ついこの間まで東京に居たこともあり、都知事選真っ最中の小池百合子
都知事の評伝を読んだ。カイロ大学首席卒業が学歴詐称という疑惑を追
う中で、その半生をたどっている。芦屋の令嬢からエジプト留学、
ニュースキャスター、政治家への転身、そして都知事の椅子に座るま
で。幼い頃のコンプレックスをバネにして、ひたすら上を目指す様は、
家庭ではなく政治の世界に身を投じることで幸せをつかもうとした女性
のエゴイスティックな姿を映す。

一つの嘘が次の嘘を生むように、平気で前の発言をないことにしてしま
う。単なる嘘つきというより、自分のストーリーを作り出すために必要
のないものは捨てるという感覚ではないのか。権力を手にするために自
らをプロデュースし、スポットライトを浴びる。政治的課題を解決する
より、注目を集めるイベントが好き。テレビのワイドショー的政治が十
八番だったというべきか。

永田町では爺殺しと言われた。時の権力者に巧みに近づき、賞味期限が
過ぎたらさっさと捨てる。友達がいない、冷たいと周囲からはいわれ
る。仕事さえすれば、性格は問わない主義だが、それでも天下の東京都
知事だからなあ。東京アラートとか、やたら横文字を使うのも小池流。
新型コロナウイルス禍、こんなことで首都はいいのかと不安ばかりが募
る。でも、きっと小池都知事が再選を果たすことになるのだろう。複雑
な気持ちで読み終えた。


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posted by あぶりん at 21:17| Comment(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする